眼鏡無しで少し離れた所がよく見えるなら、店頭販売の老眼鏡(拡大鏡とも呼ばれる)でも読書用として間に合います。それらのレンズの度数単位は+1.00から+3.50です。
店頭において、正しい老眼鏡を効果的に選ぶには次のような方法があります。先ず新聞か雑誌を読みたい距離で保持します。そして、色々な眼鏡を掛けてみて一番よく見える眼鏡を選択することが重要な要点です。
この方法で眼鏡を選択中は決定した読書距離を変更しないで下さい。もし変更すると、老眼鏡のレンズの度数は、その距離に合ったものになってしまいます。弱い度数(+1・00)は、目から読む物までの距離を長くし、強い度数(+2.50)は、読む物までの距離を短くします。
この処方によって得た眼鏡は、あなたの目に合っている事になるわけですが弱い度数の眼鏡はパソコンのモニターを見るために、強い度数の眼鏡は新聞又は雑誌を読むためにと、使い分けが必要です。どちらを使用しても目を傷めることはありません。
読書距離に合っていない度数の眼鏡を使ったとしても、文字は読みづらくなりますが、あまり目の負担にはなりません。老眼鏡を常に着用せず、読書にだけ使用しましょう。老眼鏡で中遠距離のものを見ていると、遠距離の視力が衰えます。
以上の事は、老眼鏡の選択に眼科医の処方が必要ではないと言う事を意図したものではありません。しかし、多くの老眼の方が店頭販売の眼鏡で満足されている事も事実です。店頭販売の老眼鏡は価格が安いので目的に沿った複数の老眼鏡(パソコン用、読書用)の購入が可能になります。壊したり無くしたりした時の悲嘆も少なくて済みます。
それでも店頭販売の老眼鏡に満足できない方は眼科医の処方により進歩した遠近両用眼鏡を取得する事です。
もし眼鏡無しだと少し離れたものがよく見えないなら、処方された老眼鏡が必要です。とくに近視と乱視の人は必須です。眼科医が各個人に合った正しい眼鏡を選んでくれます。用途によって読書用と遠距離用を別々にするか、遠近両用又は累進多焦点眼鏡にするかを選択することが出来ます。 遠近両用眼鏡は、1760年代にベンジャミン・フランクリンによって発明されました。
遠近両用眼鏡を使用している間、運転中に頭を後ろに傾けたり、階段を降りている時に多焦点レンズの下部で下を見ることは避けるべきです。そうする事で事故を防げます。
最近の研究では、遠近両用眼鏡を着用していた高齢者が階段の上がり下がりでつまずきによる転倒事故が多く報告されています。転倒事故の35パーセントは、眼鏡に要因があると考えられています。高齢者は階段の昇降や家の外など慣れていない場所においては多焦点眼鏡でない単焦点眼鏡を着用される事をお勧め致します。
近眼の方は老眼鏡をはずしても、文字を読むことが出来ます。眼を傷めることもありませんがそれは近視の程度によります。14インチ(35.6センチ)の快適な読書距離よりもかなり短い目標物しか見えない場合は眼に負担がかかります。
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